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この「コンサルティング」は、アパート・マンションの運営をどう改善するかの方策を立案し提案するもので、最もプロパティ・マネジメントにふさわしい業務です。
したがって、私が本書でいちばんいいたいことの1つであり、プロパティ・マネジメント業務の「肝」となる部分だと思っています。
コンサルティング業務には、以下のような分野があります。
(A) 空室対策
次のような項目を見直して改善策を提案・推進し、空室を解消するとともにその発生を未然に防止します。
1)募集賃料
2)入居者募集の仕方
3)物件の管理・メンテナンス
4)間取りの問題
5)設備・仕様の問題
6)募集条件の見直し
7)入居者の満足度向上施策
8)オンリーワン戦略(差別化)
9)周辺状況のマーケティング
10)賃料滞納
(B) 運営コスト
エントランス・廊下・消防設備等の清掃費等のメンテナンス費、共用電気代、マネジメントフィー、固定資産税などのランニングコストを含む運営コストを見直して、改善策を提案・推進します。
(C) セキュリティ
セキュリティは近年、入居者の最大関心事です。防犯システム立案など、セキュリティ対策を立案します。
(D) ファイナンス
ローン内容や返済計画など、ファイナンス分野の見直しと改善提案をしたり、金融機関との交渉および斡旋を行ないます。
(E) 税務・法務
税理士・弁護士・ファイナンシャルプランナーとの折衝および斡旋を行ないます。
(F) 保険
火災・地震・施設賠償など各種保険の加入内容を見直したり、斡旋を行ないます。
(G) アンケート
テナントリテンション(入居者の保持)のため、入居者へアンケートを実施して顧客満足度を調査します。
(H) 検証
以下のような項目の、年度ごとおよび数年単位の実績を検証します。
1)成約賃料
2)未達成賃料損失
3)未稼働損失
4)未回収損失
5)解約率
6)運営費
(I) 事業計画
(H)の「検証」もとづいて、年間および数年の運営事業計画を立案するとともに、収益改善提案を立案・推進します。
(J) リスク・マネジメント
「リスク・マネジメント」の発想で運営全体を見直すとともに、リスク対策の優先順位を総合的に判断します。
(K) 市場分析と入居者ニーズ
エリアにおける賃貸市場の動向を把握するとともに、エリアおよび全体的な入居者ニーズを把握します。
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